・血液検査項目(2)

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 前回の血液検査の項目の続きを説明していきます。

 

※正常値に関しましては各医療機関により多少の違いがあります


Na(ナトリウム)

(正常値) 135~147 mEg/l

 

(説明)
 血液中多く含まれる電解質で水分のバランス、浸透圧やphの調節など大切な役割をする

副腎皮質ホルモンの指令のもと腎臓でコントロールされる

(病状)
     高いと脱水や食塩過剰や副腎皮質機能亢進症

 低いと食塩摂取不足や副腎皮質機能低下

 


K(カリウム)

(正常値) 3.6~4.8 mEg/l

 

(説明)
 細胞内液に多く含まれる電解質で、神経や筋肉の興奮の維持に重要な役割を持ち腎臓で調整される

(病状)
 高いと腎不全、
     低いと下痢や嘔吐も

 


 Cl(クロール)

(正常値) 98~108 mEg/l

 

(説明)
 血液中に多く含まれる電解質で水分のバランス、浸透圧やphの   調節などの大切な役割をする

(病状)
     高いと脱水や食塩過剰や副腎皮質機能亢進症や
 低いと食塩摂取不足や副腎皮質機能低下

 


 Ca(カルシウム)

(正常値) 8.4~10.2 mg/dl

 

(説明)
     骨を作り血液を固める働きがある 

(病状)
 
   不足すると骨がもろくなり、多いと尿路結石になる   

 


補正Ca濃度

(正常値) 8.4~10.2 mg/dl

 

(説明)
     補正Ca濃度=実測総Ca濃度+(4-Alb)

(病状)
 基準値意外だと様々な病気が考えられる

 


CRP定量

(正常値) 0~0.6 mg/dl

 

(説明)
 C反応性蛋白で炎症が起こると6~8時間以内に急増する

(病状)
 各種炎症性疾患

 


CRP定性

(正常値)  (-)

 

(説明)
 
  陰性なら基準値

(病状)
   陽性の場合感染症や色々な病気が考えられる

 


血糖(NaF入)

(正常値) 70~110 mg/dl

 

(説明)
     空腹時の血液中に含まれるブドウ糖の量

(病状)
 高いと(200以上)糖尿病
     低いと(50)膵臓腫瘍の疑い

 


 HbA1c(NGSP)

(正常値) 4.6~6.2 %

 

(説明)
     赤血球のヘモグロビンAと血液中のブドウ糖が結合したもので、過去1~2ヶ月前平均の血糖値を反映する糖尿病の指標

(病状)
 基準から出ると糖尿病治療が必要

 


血球算定 


WBC(白血球数)

(正常値) 34~90×10² /ul

 

(説明)
 血液中の白血球数で、病原体の侵入を防御たり免疫性を作る働きをする

体質的に多い少ないはある

(病状)
     基準値より高いと炎症や白血病や細菌感染等の様々な病状考えられる

 


RBC(赤血球数)

(正常値) 423~561×10⁴ /ul

 

(説明)
 赤血球数で肺から隅々の細胞に酸素を送り、二酸化炭素を肺へ運ぶ

(病状)
 基準値未満だと貧血

 


Hb(ヘモグロビン)

(正常値) 12.9~17.2 g/dl

 

(説明)
     赤血球の中の鉄と蛋白が結合した色素で酸素を運ぶ

(病状)
     13g/dl以下だと貧血

 


 Ht(ヘマトクリット)

(正常値) 39~50 %

 

(説明)
 一定量の血液中に含まれる赤血球の容積の割合 

(病状)
 基準値未満だと貧血

 


血清鉄

(正常値) 男:60~210 μg/dl
                    女:
50~170 μg/dl

 

(説明)
 体内の鉄は3分の2が赤血球にあり、残りが主に肝臓で貯蔵されて骨髄で鉄を原料として赤血球が作られるその肝臓から骨髄へ転送の鉄のこと

(病状)
 高いと再生不良性貧血、急性肝炎、
 低いと鉄欠乏性貧血、悪性腫瘍等

 


TIBC(全鉄結合能)

(正常値) 男:250~385 μg/dl
                    女:260~420 μg/dl

 

(説明)
 鉄を肝臓から骨髄へ転送する最大の能力を示す値

(病状)
 高いと鉄欠乏性貧血、急性肝炎、
     低いと悪性貧血、慢性感染症

 


尿酸

(正常値) 男:3.8~7.5mg/dl
                    女:2.4~5.8mg/dl

 

(説明)
 痛風の原因物質で、長期にわたって高値が続くと足の関節等に   痛みを感じ、腎結石、動脈硬化の原因物質となる

(病状)
 高いと痛風、痛風腎等

 


 MCV

(正常値) 80~100 fl

 

(説明)
     赤血球1個の 大きさ

(病状)
 高いと大球性高色素性貧血、
 低いと小球性低色素性貧血

 


 MCH

(正常値) 26~34 pg

 

(説明)
     1個の赤血球中に含まれるヘモグロビンの量

(病状)
 高いと大球性高色素性貧血、

 低いと小球性低色素性貧血

 


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PLT(血小板)

(正常値) 15~36×10⁴ /ul

 

(説明)
     血液中の血小板の数、血液を凝固させて出血を止める 

(病状)
 血小板の数が減ると出血しやすく止まりにくい

 


RDW-CV

(正常値) 11.5~13.8 %

 

(説明)
 小球性貧血の指数

(病状)
 低いと赤血球の大きさがそろっている

 


RWD-SD

(正常値) 38.8~50.0 fl

 

(説明)
 
    赤血球の大小不同の定量的指標

(病状)
 低いと赤血球の大きさがそろっている

 


PWD

(正常値) 10.0~17.1 fl

 

(説明)
 
   血小板の分布幅

(病状)
    低いと血小板の大きさがそろっている

 


MPV

(正常値) 9.1~12.3 fl

 

(説明)
     血小板1個の平均容積

(病状)
     生産された直後の時期は大きく、経過とともに小さくなる

 


P-LCR

(正常値) 18.9~46.7 %

 

(説明)
     大型血小板(12fl以上)の比率

(病状)
     血小板凝集や血小板が正確に測定されているのか判断する

 


RPR

(正常値) (-)

 

(説明)
 2種類の異なった抗原を用いて梅毒にかかっているかどうかを調べる

(病状)
 (+)で梅毒

 


血液像


好中球

(正常値) 40~71 %

 

(説明)
 異物や細菌などの病原体を処理する細胞

(病状)
 高いと細菌感染や白血病、

 低いとウィルス感染症等

 


リンパ球

(正常値) 24~47 %

 

(説明)
 体内に侵入してきた抗原に対する免疫を高める
  ・Bリンパ球は体液性免疫 
      ・Tリンパ球は細胞性免疫に関与

※異形リンパ球とは、進入してきた抗原に反応して変形したリンパ球です

(病状)
 高いと感染症や白血病、
     低いと感染症の急性期、悪液質

 


単球

(正常値) 2~8 %

 

(説明)
 体内の免疫と関係し侵入してきた病原体に対する免疫を高める

好中球と同じ作用があり網内系組織の主な細胞として老化した血球を分解、殺菌

(病状)
     高いとウィルス感染症、
     低いと敗血症

 


好酸球

(正常値) 0.2~7 %

 

(説明)
 アレルギーの発現やヒスタミンの分泌に関与する

好中球のように働き、体内に取り込み異物を殺菌したり寄生虫を殺傷する

(病状)
 高いとアレルギー性疾患、

 低いと感染症や中毒

 


好塩基球

(正常値) 0~2 %

 

(説明)
 アレルギーに関与した働きをするが、数も少なく生理的に消失する場合もあり

ヒスタミンやヘパリンを有しアレルギー反応に関与する

(病状)
 高いと白血病や多血症

 


桿状核球

(正常値) 0~6 %

 

(説明)
 生まれて間もない好中球
 


分節核球

(正常値) 38~58 %

 

(説明)
 生まれてから時間の経った好中球

 


PT-秒

(正常値) 10.2~13.2 秒

 

(説明)
 プロトロンビン時間で、出血があった時に血液が固まって止血するまでの時間

(病状)
     低いと凝固しやすい

 


PT-%

(正常値) 70~ %

 

(説明)
 標準的なPTと比較した数値

(病状)
 高いと凝固しやすい

 


PT-INR

(正常値) 0.85~1.15 INR

 

(説明)
     PTという凝固時間から算出した数値

(病状)
 低いと凝固しやすい(正常)

 


APTT

(正常値) 29.6~40.8 秒

 

(説明)
 活性化部分トロンボプラスチン時間

(病状)
 薬剤を加え血液が凝固するまでの時間を調べる

 


ZTT(チモール混濁試験)

(正常値) 0~5 クンケル単位

 

(説明)
 血清膠質反応と呼ばれるもので、血清蛋白質中のγグロブリンが上昇すると高値になる

(病状)
 高いと慢性肝炎、肝硬変、炎症性疾患等

 


TTT(硫酸亜鉛試験)

(正常値) 2~14 クンケル単位

(説明)
 ZTTと同じく血清膠質反応と呼ばれるもので、血清蛋白質中のγグロブリンが上昇すると高値になる

(病状)
 高いと慢性肝炎、肝硬変、炎症性疾患等

 


 

 

 

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