・癌治療薬の種類(3)

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 前回の癌治療時に使用される薬の紹介の続きからです。

 


 

プロカルバジン(カプセル剤)

細胞障害薬

 

(適応)
 悪性リンパ腫、神経膠腫

(作用)
 細胞障害薬という種類の薬でアルキル化剤と呼ばれるグループに属し、アルキル基を持つ化学物質を含んでDNAに強力に結合し細胞分裂を止め死滅させることにより癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 食欲不振、嘔気等

 


ベバシズマブ(注射)

分子標的薬

 

(適応)
 大腸癌、肺癌、卵巣癌、子宮頸癌、乳癌、神経膠腫

(作用)
 標的分子に作用する抗体薬(モノクローナル抗体)という種類の薬で、癌細胞の増殖に関わるVEGF(血管内皮細胞増殖因子)というタンパク質の働きを選択的に抑えることにより癌細胞に栄養を与える新しい血管の形成を抑える

(副作用)
 出血、高血圧、神経毒性、疲労・倦怠感、食欲減退、悪心、口内炎、脱毛症等

 


ペメトレキセドナトリウム水和物(注射)

細胞障害薬

 

(適応)
 中皮腫、肺癌

(作用)
 細胞障害薬という種類の薬で代謝拮抗薬(葉酸拮抗薬)と呼ばれるグループに属し、DNAの合成に必要な活性型葉酸を作る酵素の働きを妨げ癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 吐き気、嘔吐、食欲不振、発疹、倦怠感、疲労感等

 


ぺルツズマブ(注射)

分子標的薬

 

(適応)
 乳癌

(作用)
 標的分子に作用する抗体薬(モノクローナル抗体)という種類の薬で、癌細胞の増殖に関わるHER2(ハーツー:増殖因子受容体)というタンパク質の働きを選択的に抑える

(副作用)
 下痢、脱毛症、倦怠感、悪心、発疹等

 


ベンダムスチン(注射)

細胞障害薬

 

(適応)
 悪性リンパ腫、慢性リンパ性白血病

(作用)
 細胞障害薬という種類の薬でアルキル化剤と呼ばれるグループに属し、アルキル基を持つ化学物質を含んでDNAに強力に結合し、細胞分裂を止め死滅させることにより癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 貧血、静脈炎、血管障害、便秘、下痢、吐き気、胃不快感、口内炎、嘔吐、鼻咽頭炎、食欲不振、味覚異常、頭痛等

 


ペントスタチン(注射)

細胞障害薬

 

(適応)
 成人T細胞白血病リンパ腫、ヘアリー細胞白血病

(作用)
 細胞障害薬という種類の薬で代謝拮抗剤(プリン拮抗薬)と呼ばれるグループに属しDNAやRNAの合成や修復を阻害することにより癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 食欲不振、発熱、嘔吐、倦怠感、吐き気、貧血等

 


ボリノスタット(カプセル剤)

分子標的薬

 

(適応)
 悪性リンパ腫

(作用)
 標的分子に作用する低分子化合薬という種類の薬でヒストン脱アセチル酵素阻害薬と呼ばれるグループに属し、ヒストン脱アセチル酵素(HDAC)の働きを選択的にを阻害することにより癌抑制遺伝子に働きかけて癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 痢、吐き気、嘔吐、食欲不振、便秘、口内乾燥、倦怠感、疲労、寒気、味覚異常等

 


ボルテゾミブ(注射)

分子標的薬

 

(適応)
 多発性骨髄腫、マントル細胞リンパ腫

(作用)
 標的分子に作用する低分子化合薬という種類の薬でプロテアソーム阻害薬と呼ばれるグループに属し、細胞の増殖に関わるプロテアソーム(NF-κB)の働きを選択的に阻害することにより骨髄腫細胞の増殖を抑える

(副作用)
 食欲不振、下痢、発疹、便秘、吐き気、発熱、体重減少、倦怠感、嘔吐、肝機能異常等

 


マイトマイシンC(注射)

細胞障害薬

 

(適応)
 膵臓癌、肝臓癌、胃癌、大腸癌、肺癌、子宮癌、乳癌、頭頸部癌、膀胱癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病

(作用)
 抗悪性腫瘍薬として用いられる抗生物質という種類の薬で癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 食欲不振、吐き気、嘔吐、全身倦怠感、体重減少、出血傾向、貧血等

 


ミトキサントロン(注射)

細胞障害薬

 

(適応)
 急性白血病、悪性リンパ腫、肝細胞癌、乳癌等

(作用)
 抗悪性腫瘍薬として用いられる抗生物質(アントラサイクリン系)という薬で、DNAやRNAの合成を妨げることなどにより癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 悪心、嘔吐、食欲不振等

 


ミトタン(カプセル剤)

内分泌療法薬

 

(適応)
 副腎癌

(作用)
 ホルモン療法に使用される内分泌療法薬という種類の薬で副腎皮質ホルモン合成阻害薬と呼ばれるグループに属し、副腎組織(皮質)に対する壊死(えし)作用があり副腎にできた腫瘍を縮小させる

(副作用)
 食欲不振、吐き気、肝機能障害等

 


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メトトレキサート(錠剤、注射)

細胞障害薬

 

(適応)
 急性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、絨毛性疾患、乳癌、尿路上皮癌、肉腫、悪性リンパ腫、胃癌

(作用)
 細胞障害薬という種類の薬で代謝拮抗薬(葉酸拮抗薬)と呼ばれるグループに属し、DNAの合成に必要な活性型葉酸を作る酵素の働きを妨げ癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 食欲不振、吐き気、嘔吐、発熱、発疹、蕁麻疹、かゆみ、脱毛、貧血、口内炎等

 


メドロキシプロゲステロン(錠剤)

内分泌療法薬

 

(適応)
 乳癌、子宮体がん(内膜がん)

(作用)
 ホルモン療法に使用される内分泌療法薬という種類の薬で、プロゲステロン薬と呼ばれるグループに属し、女性ホルモンの一種であるエストロゲン(卵胞ホルモン)の作用を阻害して乳癌、子宮体癌(内膜癌)の癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 体重増加、満月様顔貌、子宮出血、浮腫、血栓症、月経異常、視覚障害等

 


メピチオスタン(カプセル剤)

内分泌療法薬

 

(適応)
 乳癌

(作用)
 ホルモン療法に使用される内分泌療法薬という種類の薬で、抗エストロゲン薬と呼ばれるグループに属し、主に乳癌細胞のエストロゲン受容体に作用して癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 多毛、ざ瘡、体重増加、顔面皮脂分泌増加、浮腫、色素沈着等

 


メルカプトプリン(散剤)

細胞障害薬

 

(適応)
 急性白血病、慢性骨髄性白血病

(作用)
 細胞障害薬という種類の薬で代謝拮抗剤(プリン拮抗薬)と呼ばれるグループに属し、DNAやRNAの合成や修復を阻害することにより癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 黄疸、発疹、紅斑等

 


メルファラン(錠剤、注射)

細胞障害薬

 

(適応)
 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、小児固形腫瘍

(作用)
 細胞障害薬という種類の薬でアルキル化剤と呼ばれるグループに属し、アルキル基を持つ化学物質を含んでDNAに強力に結合し、細胞分裂を止め死滅させることにより癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 感染症、下痢、口内炎・粘膜炎、吐き気、嘔吐等

 


モガムリズマブ(注射)

分子標的薬

 

(適応)
 成人T細胞白血病リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫、皮膚T細胞性リンパ腫

(作用)
 標的分子に作用する抗体薬(モノクローナル抗体)という種類の薬で、T細胞(Tリンパ球)に発現しているCCR4というタンパク質に選択的に結合することにより癌化したT細胞(Tリンパ球)の増殖を抑える

(副作用)
 発熱、寒気、発疹、脈拍数の増加、吐き気、血圧上昇、低酸素症、かゆみ、鼻咽頭炎、貧血、脱毛症、食欲減退、体重減少、便秘、口内炎、嘔吐、倦怠感、頭痛、味覚異常、下痢等

 


ラムニスチン(注射)

細胞障害薬

 

(適応)
 神経膠腫、骨髄腫、悪性リンパ腫、慢性骨髄性白血病、真性多血症、本態性血小板増多症

(作用)
 細胞障害薬という種類の薬でアルキル化剤と呼ばれるグループに属し、アルキル基を持つ化学物質を含んでDNAに強力に結合し、細胞分裂を止め死滅させることにより癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 食欲不振、吐き気、嘔吐、貧血、全身倦怠感等

 


ラパチニブ(錠剤)

分子標的薬

 

(適応)
 乳癌

(作用)
 標的分子に作用する低分子化合薬という種類の薬で、キナーゼ阻害薬と呼ばれるグループに属し癌細胞の増殖に関わるHER2(ハーツー:増殖因子受容体)およびEGFR(上皮増殖因子受容体)というタンパク質の働きを選択的に抑える

(副作用)
 下痢、手掌、吐き気、口内炎、発疹等

 


リツキシマブ(注射)

分子標的薬

 

(適応)
 悪性リンパ腫

(作用)
 標的分子に作用する抗体薬(モノクローナル抗体)という種類の薬で、B細胞(Bリンパ球)に発現しているCD20というタンパク質に選択的に結合することにより癌化したB細胞(Bリンパ球)の増殖を抑える

(副作用)
 発熱、悪心、食欲減退、口内炎、味覚異常、寒気、かゆみ、結膜炎、頭痛、ほてり、湿疹、発疹、血圧上昇、頻脈、多汗、感染症、倦怠感、吐き気、寝汗、呼吸困難、嘔吐、低体温、感覚鈍麻等

 


リュープロレリン(注射)

内分泌療法薬

 

(適応)
 前立腺癌、乳癌

(作用)
 ホルモン療法に使用される内分泌療法薬という種類の薬でLH-RHアゴニスト薬と呼ばれるグループに属し、下垂体に作用してホルモン分泌を抑えることで精巣ではテストステロンの分泌を抑制して前立腺癌細胞の増殖を抑え、卵巣ではエストラジオール(卵胞ホルモン)の分泌を抑制して乳癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 前立腺がん:発汗、ほてり、熱感、注射部位硬結等

 乳がん:ほてり、熱感、のぼせ、肩こり、頭痛、不眠、めまい、発汗、関節痛、骨疼痛、注射部位硬結、悪心、嘔吐等

 


レゴラフェニブ(錠剤)

分子標的薬

 

(適応)
 大腸癌、消化管間質腫瘍

 

(作用)
 標的分子に作用する低分子化合薬という種類の薬で、キナーゼ阻害薬と呼ばれるグループに属し、癌細胞の増殖に関わる複数のタンパク質の働きを選択的に抑えて癌細胞の増殖や栄養を与える新しい血管の形成を抑える

(副作用)
 手足症候群、下痢、食欲減退、疲労、発声障害、高血圧、発疹、脱毛、口内炎、疼痛等

 


レトロゾール(錠剤)

内分泌療法薬

 

(適応)
 乳癌

(作用)
 ホルモン療法に使用される内分泌療法薬という種類の薬でアロマターゼ阻害薬と呼ばれるグループに属し、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)を生成するために働くアロマターゼという酵素の活性を阻害することによりエストロゲンの生成を抑えて乳癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 ほてり、頭痛、関節痛、吐き気、発疹、かゆみ、めまい等

 


レナリドミド水和物(カプセル剤)

 

(適応)
 多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群

(作用)
 血管新生を阻害したりアポトーシスを誘導することによって、癌の増殖を抑える

(副作用)
 貧血、発疹・かゆみ、下痢、便秘等

 


L-アスパラギナーゼ(注射)

細胞障害薬

 

(適応)
 急性白血病、悪性リンパ腫

(作用)
 細胞障害薬という種類の薬で代謝拮抗薬と呼ばれるグループに属し、癌細胞の増殖を抑える

(副作用)
 吐き気、嘔吐、食欲不振、発熱、高アンモニア血症等

 

 

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