2015年12月24日(木)
(父の状態)
体重 47.8~48.7kg
体温 35.3~36.6℃
血糖値 mg/dl
朝食前 99
昼食前 122
夕食前 238
就寝前 120
(父の日課)
04:30 血糖測定
06:00 血糖測定、体温測定
06:30 朝食
09:00 通院
10:30 抗癌剤投与
12:00 血糖測定、昼食
13:30 帰宅
17:00 血糖測定、体温測定
18:00 夕食
21:00 血糖測定、体温測定
通院の為、ウォーキングは中止
ロキソプロフェンナトリウム、ネキシウム、リーゼ服用
サプリメント(セサミン、亜鉛、鉄)
(父の日記)
数日前からの私の隠れ喫煙を問い詰められ、子に絶対的な禁煙を迫られた。
短時間での治癒、治療効果を引き出そうとする彼の意志に対して、私の考え方は矛盾している。
即ち長く生き延びて数年と思い込み、暫時的長期的回復で延命を得ようとする私との対立である。
私を思い、その回復を願い共に先頭に立って実践する彼の意志と行動は痛い程理解出来るが、膵臓癌という回復完治の確率が低く、情報等を分析しても可能性が低く諦感的である。
短期の生命維持から暫時的な態度で一日数本の煙草を容認している私にとって、今生きる私の現実よりも後に残る妻と子供達の将来への思いは強い!
いたたまれない現実、親子の考えの乖離に悩んでいる!
(当時の僕)
今朝の血糖値は100mg/dl位でした。
本日は2週間ぶりの通院であり、検査及び抗癌剤投与の日です。
先日から時折咳をしていたので気になり主治医に問いただすと、レントゲン写真を見せてくれて、とくに問題もなく安心しました!
喫煙の事で先日から気まずくなってましたが、思い切って話を切り出しました。
反省はしているようですが、やはり我慢ができないらしい。
でもやめないと病状が悪化する懸念があり、なんとか分かってくれたのではないかと思います!
やはり抗癌剤投与後は血糖値は高く240mg/dlあり少し辛そうです。
今、川島なお美さんの闘病記録を放映してますが、やはり大変な闘病生活だったようです!
手術後にきちんと抗癌剤治療をすれば助かったのかもしれないのにと思うと残念ですね。
(現状の僕)
この文面を読み返し、正直僕も親子の考えの乖離に辛い思いをした!
一日数本の喫煙とはあるが、一箱近い喫煙である。
確かに患者本人の立場ならば、諦めたくなる気持ちにもなるのも分からなくもない。
あと数年生き延びればとも言っているが、宣告余命は長くて半年と僕だけに聞かされているのだ!
最初に診断画像を見せられて、原発巣の膵臓の癌腫瘍は3㎝程と言われても確認し難く素人目に理解出来る物ではなかったが、転移巣の肝臓に広がる腫瘍は大きな一塊りとなり、脇腹から背中側方向にかけて大きく達しており、僕が見ても分かる程で絶句したのだ!
転移巣は大きく、門脈から上がり肝臓内へ入った所から広がりを見せ外膜付近にまであったので、おそらくではあるが5~10㎝位の大きさはあったのではないかと推測する。
この状況を見せられれば、余命期間を3~6ヶ月と医師に言われて納得せざるを得なかったのだ。
早ければ年末までとも・・・。
この現実を父に伝えておけば、もっと真剣に治療に取り組んでいたのだろうか?
それとも開き直って思いのまま生活して、治療すら投げ出していたのだろうか?
むしろ余命宣告を知らされていない父は、僕の精神的葛藤をも知るよしもない。
別に僕は疎まれても良いのだが、もう少し真面目取り組めたならもっと生き長らえる事は確実に出来ていたであろうと感じる。
またこの時期に膵臓機能を失った様な文面も見受けられるが、内分泌の機能は失いつつあったが、消化酵素等の外分泌系にはまだ異常は出ておらず消化不良を起こす事もない状況であった!
そう考えれば、まだ諦める段階ではないとも考えられたのだ!
僕は考えていたが、おそらく転移巣に広がる肝臓内の癌を上手く抑えきれば生きて行く事も可能ではないかと。
肝臓は大きく再生能力も高く、また非常に強い臓器でもある。
たまに血液検査では肝機能の異常値も出るが、現状維持を保っていたので、これ以上の転移を抗癌剤で防ぎながら肝機能の安定化をはかりたいと考えていた。
親子でありながら分かり合えなかった事が非常に残念である。