癌のステージ(病期)について

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 ここでは 癌のステージ(病期) について説明します。

 

ステージとは病期のことで進行度合いを表します。

早期のステージ0からⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの5段階に分類され、ステージⅣが最も進行した状態です。

 

判定基準においては以下の3つのものを基準に分類されます。

  • 癌の大きさや広がり方
  • リンパ節への転移の有無
  • 他の臓器などへの遠隔転移

 

ではステージごとに説明してみます。

ステージ0

最も軽い症状で癌細胞は上皮細胞内に留まっておりリンパ節に転移は見られない状態です

 

ステージⅠ

癌細胞は多少広がっており筋肉の層にまで届いていますがリンパ節への転移はない状態です

 

ステージⅡ

癌細胞は筋肉の層を超えて広がりを見せ、リンパ節に少し転移が見られることもある状態です

 

ステージⅢ

癌細胞は筋肉の層を超えて深く浸潤(もしくは臓器の壁を超えて露出)しており、リンパ節転移もみられる状態です

 

ステージⅣ

癌細胞は臓器の壁を超えてまわりの主要な血管などに浸潤している、または離れた他の臓器へ転移している状態です

 

ステージ0~Ⅰ期の段階では癌の症状も少なく、日常生活にも支障が出にくいために見過ごされることも多くあります。

それでもステージⅠ期までに発見して対処できれば、5年生存率は80~90%を超えると言われます!

治療法は手術による切除が選択可能で、癌細胞をすべて取り除いてしまうことが確実な方法です。

早い段階であれば、多くの場合は手術できれいに病巣を取り除くことができます。

 

ステージⅡ期より先へ進行するとリンパ節転移が見受けられ生存率は低下し、さらにⅢ期以上へと進行すると生存率も大幅に下がってしまいます。

癌の種類や状況により治療法の選択が多くあります。

切除のできる状態であれば、外科手術で切除を優先的に行なうことが基本です。

病巣がある程度深くまで広がっていることも考えられるため、残る可能性がある癌細胞を叩くために、術後に化学療法などを追加する場合も多くあります。

また、腫瘍が大きく切除し難い場合は、事前に化学療法などで腫瘍を縮小させて手術を行なうこともあります。

多くの癌ではステージⅢまでは、可能な限り外科切除を行なうことを目標としています。

 

最終ステージのⅣ期ではすでに治療不可能な状態で余命宣告される場合もあります。

他の臓器に転移しているためにもっとも治療が難しく、全ての癌腫瘍を手術で切除することは困難で、原則として手術は行なわないことがほとんどです。

ただし、癌の種類によっては、病巣(原発腫瘍)と転移巣(転移腫瘍)のどちらも切除できる場合には手術を試みる場合もあります。

 

一般的には化学療法(抗癌剤治療)が中心で、薬を全身に届けて原発腫瘍だけでなく転移腫瘍に対しても効果を期待します。

完治を目指すことは厳しいですが、腫瘍が縮小したり進行しない状態を保つことができれば生存期間を延ばすことも可能です。

 

抗癌剤の効果が期待できないような末期的な状態だったり、高齢で体力が十分でない場合は、化学療法などの治療を行なわず緩和ケアを優先させることもあります。

癌は早いステージで発見できれば十分に治癒できる可能性があり、ぜひ定期的に癌検診を受けるようにしましょう。

 


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 膵臓癌の病期 も説明します。

 

膵臓癌は非常に進行が早い癌で、臓器の外側に直ぐに広がったり、早期の段階から周囲のリンパ節や多臓器に転移をします。

周辺に胃・十二指腸・肝臓・胆嚢・脾臓などの臓器や重要な血管や神経が集中しており、発見されたときにはすでに浸潤や転移をしているケースが多いのが特徴です。

進行すると体重が減少したり、痛みがお腹や背中に発生します。

発見される多くが進行癌で、切除手術ができるのは患者全体の20~30%程度です。

 

膵臓癌のステージ分類

ステージ0
癌が膵管の上皮内に留まっている状態です

 

ステージⅠ
大きさが2cm以下で膵臓内部に留まっているおり、リンパ節転移のない状態です

 

ステージⅡ
大きさが2cm以下で膵臓内部に留まるが近く(第1群)のリンパ節に転移をが認められる、もしくは大きさが2cm以上ではあるが膵臓内部に留まりリンパ節転移を認めない状態です

 

ステージⅢ
癌は膵臓内部に留まっているが遠く(第2群)のリンパ節に転移が認められる、もしくは癌が膵臓外へ少し出ているがリンパ節転移は第1群までに留まっている状態です

 

ステージⅣ
ステージⅣa
癌が膵臓周囲の主要な血管や臓器を巻き込んでいる状態です
ステージⅣb
癌が最も遠く(第3群)のリンパ節や臓器にまで転移がある最終期の状態です

 

切除手術ができるのは基本的にⅢ期(およびIVa期の一部)までです。

くはⅢ期以降で発見されることが多く、切除手術できても5年生存率が20パーセント以下と非常に予後が悪い病気です。

 

早期発見が難しく予後も良くないため、少しでも早い段階で発見するためにも、年に一度は人間ドックなどで膵臓のチェックを受けましょう。

 

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